日程
2025年8月29日(金)
行程
9:05谷峨駅
↓
9:50山北事業PR館
11:09
↓
13:59山北つぶらの公園入口
↓
16:23さくらの湯
感想
7月終わりに行った富士箱根トレッキングがあまりにも暑かったので8月はおとなしくしてようと思っていた。だけど、いい加減どこかに行きたくなって、先日は松田事業PR館に行ったので、今回は新東名の山北事業PR館に行くことにした。近くに城跡もあるようだし、都夫良野トンネルの上にあるつぶらの公園に行ってみようとか少し調べて当日行けるとこまで行こうと計画。山北事業PR館は予約を1週間前にとらなければいけない。週間天気予報を見ると8/29は天気がイマイチで気温もそれほど上がらない予報だったので予約。だけど日が近づいてくると気温の予報が高めに。まあそんなにのぼりがないつもりだしゆっくり歩けば行けるだろうと気楽に考え当日を迎えた。
谷峨駅に到着。同じ電車から降りた人がもう一人いたけどさっさと歩いて見えなくなった。余計なお世話だけどどこに行くのかな?地元の人なのかな?もうこの段階で暑い。帽子と手ぬぐいを用意して日陰を選んで歩く。谷峨駅前の道路は歩道が狭いなと思ったら、歩道橋から上がる高い所に歩道があった。でも車がほどんど通らないので車道の脇を歩く。国道246号にぶつかって御殿場方面に歩道はほぼないけど、脇に旧道?がありそこを歩いて清水の信号に出れる。そこからは西丹沢方面に行く道を歩く。車通りが多くダンプも多く走っているけど、歩道があるので問題なく歩く。木がかなり茂っているので日陰が多くて楽。河内川を渡る橋から建設中の河内川橋がよく見えてくる。高い。
道が建設中の橋の下に近づくと状況により一時通行止めになる時があると書いてある。後で聞くと上部の工事現場でクレーン作業があったりすると現在でも一時通行止めがあるということ。ピア工事現場を通るとインクラインがちょうど上がっていくところで大きく迫力があるのでしばらく見とれた。その先1本目の左への橋が清水やまなみ橋でそれを渡り右に入ると山北事業PR館。そちらに行く前に橋を渡ってまっすぐ行ってみる。この先を南に入る細い道があり、清水の集落を抜け峰発電所に抜けると国土地理院の地図に書いてある。この後、城山に行く時にそこを通るつもりなので入り口を見ておこうと思った。行ってみたら工事の資材搬入路となっていて通行止めだった。道も使っているかもしれないけど、その先に搬入用トンネルを作ってあった。それも2本も。これも後ほど聞いた所によると工事終了後は埋め戻すそうだ。
戻って山北事業PR館へ。今日は私の他に2名の見学者。説明してくれる職員の方は前回の山北の時の方と同じだった。元は河内川ふれあいビレッジというキャンプ場で駐車場は広く、残土の管理場所として使っているそう。
パネルとジオラマでの周辺の工事の説明。タブレットやVRゴーグルを使用した説明は直感的にわかってこういう大きな工事の説明ではすごく有効だと思った。こちらは松田と違い、自分でタイムラインや視点を移動できる。コツはいるけど気になったところを見直したりしてこれはこれで楽しかった。そして動画を見て終了。動画はちょっと古いので工事がまだ進んでいない時のものなのだけれども、かえって少し前の風景を見ることができて面白かった。これはYoutubeにある。https://www.youtube.com/watch?v=wMsAd-r4z58
人数が少ないので質問などしやすくて大変ためになりました。終わった後に外で現場事務所の方とタイミングが合い雑談ができ、工事中の橋を遠めに見ながら説明してもらってすごくわかりやすかった。ラッキーだった。
きた道を谷峨駅方面に戻り、国道246号を御殿場方向に少し行くと城山の登り口。ずっと舗装路。人家が何軒かあり、お茶畑があった。足柄茶の発祥の地ですね、旧清水村。建設中の河内川橋を見下げる位置まで登っていく。なかなか楽しい。途中にチェーンがかかっているが「マナーを守って見学してください。農道です車通行止め」という教育委員会の看板があったので徒歩はOKと判断して登って行った。
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城山は河内川橋右岸のすぐ脇なのでよく見える。こんな感じで茶畑がある。 |
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PR館で聞いたようにアーチ部の根っこはまだ繋がっていない。 |
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城山頂上付近から。湯触トンネルの入り口も見えた。 |
頂上付近に河村新城跡の説明看板がある。発掘は新東名の工事の範囲のみのようで切り通しとなって消滅する部分を行った模様。少し下った所にある看板は消滅した障子堀のある堀の説明だけども、現存する部分まで伸びているようだと書いてあった。結構な深さで切り通しができていた。
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この看板のうらが工事により消滅したところ。昔は虎口なんかがわかったのにとの書き込みもあった。 |
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工事現場と山を隔てる柵があるのであまり眺めは良くないけど、工事現場が少し見える。山北スマートインターができる所だそうだ。 |
同じ道を下山して、清水の集落方面まで戻り、河内川を渡り左岸を下る。嵐発電所を過ぎたあたりで川から離れて、つぶらの公園方面へ。九十九折りの舗装道で10%ぐらいの道が2kmぐらい続く。昼を過ぎたあたりから暑い。日差しが痛い。ちょっと登っては日陰を探して休むことを何度か繰り返した。途中の大野山登山道の分岐は嵐集落にあるけど、帰ってきてから調べたら嵐という住所はないみたいだ。長い休みを取ろうか迷う頃に公園入り口に到着。どこか休めるところをと思って歩いているうちに展望台でもあるさくら山に到着。頂上まで来たら眺望がいいので日陰がない。どうにか半分ぐらい日陰になるベンチを探して軽食食べて休憩。本当に暑い。汗が止まらない。手元の温度計で33℃ぐらい。舐めてたな、最近の高温を。
綺麗な公園で、アスレチック的な遊具など遊具が多く、子供ときたら楽しめるだろうなと思ったけど、通り抜けられそうではなかったので公園の中心辺りにあるパークセンターまで来て公園を後にしようと思っていた。しかしパークセンターでイベント案内を見ていたら「のろしあげ」なるイベントが告知されている。ここに鐘ヶ塚砦があって、河村城と河村新城の連絡のために狼煙をあげていたので可能性があるのでそれを再現するということだった。イベントは9月27日だそうだけど、砦跡のつつじ山まで行ってみることに。その前にパークセンターには自販機があったので飲み物補給。つつじ山は東側の相模湾まで見えた。もちろん河村城も。砦跡が何かあるわけではなかったけど、昔を空想するには十分なロケーションだった。
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相模湾まで見える。砦があるのも頷ける場所。 |
結果的に公園の自然散策路以外は回った感じなので公園を後にする。ここからは先ほどの逆の感じで舗装道を下る。車に抜かれるが「児童送迎中」のマグネットがついていた。つぶらの公園で遊んでいる子供が多いと思ったけど、アフタースクールの団体がいたのかもしれない。東名高速を越える橋が見えてきたあたりで右手にトンネルのメンテナンス用と思われるシャッターの入り口があって、そこがたまに「バンバン」とか音を立てていて少し不気味。東名高速上り線のトンネルがちょうどそこにありそうなのでそちらの通行状況によって鳴っていると思われる。東名高速を越える橋がわざわざ複線にしたようになっている(単線の橋を2本かかっていて、片方が都夫良野橋でもう一方が新都夫良野橋)のはなぜなのか。交通量がそれほど多くないと思うんだけど。
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東名高速下り線左右ルートはトンネル入り口の形が違う。 |
東名高速道路を超えた先に大正天皇御聖蹟の碑がある。ほとんど文字が読めなかったので帰ってきてからネットで調べたけど、あまりよくわからなかった。今となってはほとんど人も通らないようなところだけど、当時は都夫良野村の入り口で記念の石碑を建てるのに相応しい場所だったのか。東名の工事に伴いどこからか移動したのか。
そこからは最後の惰性で歩いた感じ。最後まで暑かった。国道246号とぶつかり、旧道を山北駅方面に歩く。ゴールは山北駅前のさくらの湯。確か前回は矢倉岳からの帰りで楽しみに来たら定休日の木曜日で入れなかったのでしばらくぶり。100円値上がりしてますが、600円でさっぱりできて満足。お風呂に入ってもそう遅くない時間に電車に乗れたので混雑もそうなくよかった。
暑いかもと覚悟はして行ったけど、それを上回ってしまった。途中で買った500mlを加えて2.5L飲み切った。9月中旬までは大人しくしてるべきかも。もっと短い所にするか。山北発電所の導水路、水路橋なんかを見るだけの元気がなかったのでまた今度行こうと思う。