日程
2024年9月05日(木)
行程
3:17吉田口五合目
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9:14吉田口・須走口頂上
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9:26金明水
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9:57剣ヶ峰
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11:26吉田・須走ルート下山口
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14:32吉田口五合目
感想
死ぬまでに一度は日本一高い場所に行ってみようと夏山シーズン前に思い立った。
夏の間何回かスケジュール的にはチャンスがあったが天候が良くない予報で延期にしてきた。
いつもの低山と違って天候は重要だと流石に慎重になった。
どうにか最後のチャンスに天候が良さそうなのでチャレンジしてみた。
天気がよくAM3時ぐらいにスバルライン5合目からスタートできるツアーだったので、日の出も綺麗に見られて良かった。
スバルライン5合目では星が綺麗でしばらく見とれていた。標高が高く、近くに灯りがないとここまで見えるんだと思い出した。
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登山開始。思ったよりこの時間から登り始める人がいる。まだ真っ暗。通行料と富士山保全協力金はスマホで移動中に支払い済み。この時間なら人も少なかったが、多くなってきたら窓口では時間がかかりそう。標高も高く天気がいいから星が綺麗でちょっと眺めてから行動開始した。 |
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2600mぐらいでだいぶ空が明るくなる。色が変わっていく夜明けの空はいつみても気持ちいいけど、こんだけ広い空だと本当に気持ちいい。 |
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2650mぐらいで。しんどくて写真ばっかり撮ってる気がする。 |
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パノラマも撮ってみた。自然はパノラマでとっても迫力ないな。 |
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水平線に雲は多いけど、それがいい感じに期待を盛り上げる。 |
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低い雲があって、上空に雲がないので夜明け前の色が変わっていく空が本当に気持ちいい。 |
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日も出たので登山再開。 |
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3200mぐらいで。芦ノ湖が見えて、外輪山一周が見えてた。 |
標高差や歩く距離から考えたらそれほどでもないので正直舐めていた。
いやー空気が薄いってことがあんなにきついとは。
3000m近くから数十メートル進んだら休むということを繰りかえし、時速1kmぐらいまでペースが落ちたのはしばらくぶりだった。
帰りのバスの集合時間が決まっているので、気分が焦った。大概の場合では間に合う計画を立てたはずだけど、遅すぎるかもと気になって気分ばっかり焦った。
冷静になって計画と実際の時間、実際かかっている時間など計算してゆっくり上がっても間に合うと確認できてからは、開き直ってゆっくり上がれたので気分的には楽になった。焦っていたのと空気が薄いせい?もあってか普段は歩きながら考えるペース配分が全然できてなかったと後で冷静に考えて反省。
どうにかコースタイムぐらいで登頂して、ちょっと吉田口頂上付近を散策。
観光地だわ、このノリは。でもみなさん自分の足で上がってきたんですよね。すごいな。
時間にも余裕があることがわかってきたのでお鉢巡り。なんでか計画で反時計回りに作ってしまい、そのまま反時計回りで。
あまり見なれない風景が続き富士山頂にいるという気持ちが湧いてきた。結構起伏があるのでやっぱり最高地点に行った方が達成感あるはず。
ほんとに天気が良くて良かった。何にも増して風がほとんど吹いていないのは幸い。こんなところで風速10mでも吹かれたら、お鉢巡りどころじゃなくなっていた。
剣ヶ峰まで行った時は流石に達成感あった。
だけど、富士山測候所(今はもう測候所ではないけど)を見るのを楽しみにしていたので、そっちの方にすぐ興味がいってしまった。富士山ドームがあるうちに行きたかったけど、測候所を実際に見れたことは良かった。ドームは機会があれば道の駅に見に行こうと思った。
国内にここより高いところがないというのはやっぱりすごい。どっちみても高いものはないんだよな。と思いつつ後ろを見れば測候所のタワーが見下ろしている。あそこに登ったら眺めもいいんだろうなと。この話はしばらくいろんな人にしそうだと思った。
頂上でも携帯が通じるのはすごいと思う反面、なんか残念。でも通じるからには頂上からビデオ通話をしてしまった。楽しい経験。仕事の電話もかかってきたけど。
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やっぱり私はここが一番気になる。気象観測にここは多大な貢献をしたと思う。すごいな。 |
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この形の電子基準点はここだけかな?実物見れて幸せ。 |
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写真を撮る人が多かった。人の入れ替わりの瞬間に石碑を撮影。右に三角点。 |
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剣ヶ峰への馬の背。ブル上がって来れるんですね。見入ってしまった。 |
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西の方向。富士川から三保の松原あたりまで見えてると思う。 |
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この馬の背はすごいなぁ。 |
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残念ながら郵便局は開いてなかった。 |
頂上でやりたかったことの一つは袋詰めのお菓子が膨らむのを見ること。
ポテトチップスは結構膨らんだけど、柿の種はそれほど膨らまなかった。
帰ってきてからしみじみ見たら柿の種は元から空気がそれほど入ってなかった。
昼ぐらいから雲がかかることが多くなってきたけど、濡れるほどではなく長袖Tシャツを着たり脱いだりで、ほとんど半袖で過ごせた。
下山道は厳しい。傾斜は結構あり、砂と小石、スコリアなどがあって滑りやすくしんどい。
他の登山道の下山道はどうなんだろうか。
帰りのバスまでだいぶ時間がある時間に降りられたが疲れた。雲は多くなっており上まで見えたり見えなくなったりの天気になっていたが、全体的にはいい天気だった思う。
動いていないど5合目でも日が陰ると寒いぐらいの気温ではあった。
私は登る山としては面白くないと感じてしまいました。
なにしろ人が多すぎる。上りはともかく下の道は飽き飽きするし。
日本一高い観光地ということでは十分楽しめました。
宝永山、宝永火口は興味あるので今度はそっちに行ってみたいと思う。
アクセスも御殿場方面からする方が楽なので、行きやすそうだし、公共交通機関で行けそうなので自由度も高くなりそうなので。