金時登山口から金時山、遊女の滝経由駿河小山駅。最後はあしがら温泉

日程

 2025年12月15日(月)

 

行程

9:10金時登山口
10:16金時山
11:51足柄峠
13:09遊女の滝
14:09駿河小山駅
15:56足柄駅
16:14あしがら温泉

感想

今年の登り納めはどこがいいかと考えたけど、忙しくて疲れも溜まっている感じがあるので頑張らないところにしようということだけは決めた。地図を眺めているうちに富士箱根トレイルをつなげてないことに気づく。これをつなぐことを目的に足柄峠(正確には矢倉沢岳分岐)から遊女の滝を通り駿河小山駅まで行こうと計画。でもせっかく行くなら金時山に登ろう、だとしたらまだ使ったことのない金時登山口から登ろう。帰りはお風呂に入りたいからあしがら温泉まで行こうと計画を作成。登りらしい登りもないけど、最後はこんな感じで締めたいと思う。
今回は新宿からの高速バスで金時登山口から。1時間以上遅れても大丈夫なようにスケジュールを組んだけど、20分ぐらいの遅れで到着。コンビニは無くなったけどトイレはあったはず。だけどそのまま上がってしまった。
初めて降りた。バスから降りた人は少なかったけど、登山口に向かう人はもうちょっといた。

登山口までは舗装道。保養所とか別荘地の中を歩いていく感じ。車道にしては傾斜がある。登山道になって高度を上げる。どんどん上がる感じだけど道はつづら折れになってそれほどの傾斜は感じない。暑くなってきたので1枚脱ごうか考えているうちに尾根に出る。ここで小休止して1枚脱ぐ。ここからは眺めがいいところが続くので、振り返りながら登る。
神山、台ヶ岳方面が綺麗に見える。

明神が岳方面から来た時も思ったけど、この登りは気持ちいい。そんなこと思っているうちに頂上。登りやすいし、景色もいいし登山口からが一番いいんじゃないかな。足元は一番ぬかるみやすいと思うけど。1時間は切れなかったけど1時間ちょっとで頂上。さすがの金時山。平日にもかかわらず多くの登山客で賑わってした。明日から頂上トイレの発電機更新をするそうで準備の作業をしていた。
今まででの1番の天気かもしれない。

芦ノ湖方面もよく見えていた。

頂上で昼食のつもりだったけど人が多いのでさっさと次に向かう。足柄峠方面への下り。ガンガン降る。工事現場なんかで使いそうな階段が続く。苦手だけど凍ってないだけマシと思い歩く。鳥居の先、林道が平坦になってきたところにベンチがあったのでそこで昼食。こちらから登る人も何人かすれ違ったけど、こっちからは登る気にならない。車でくればいいかもしれないけど駅からだとかなり舗装道をあるかいないといけない。
カップヌードルの魚豚が今のお気に入り。そんな時間ではないけど夕刻が近いような日の力。

ここからは林道歩き。三角点があるなと計画時は思ってたけど行きすぎて探しながら戻る。蝗場というのは昔の地名なのか?ちょっと調べたけどよくわからなかった。
三角点「蝗場」道脇の少し高くなったところにあった。点の記では保護石四つと書いてあったけど、三つしかないようだ。

淡々と歩いて足柄峠。城跡は前回見たので今回は寄らず。その先の細い道は拡張工事中だった。万葉公園を通り矢倉岳との分岐まで。前回は色々見ながら来たのもあったけど、前回よりもだいぶ近く感じた。分岐からは少しわかりにくい下り。とは言ってもこっちかなと思うところへ行けば踏み跡がわかり迷うことはない。ピンテも多いし。沢に沿うようになってかなり崩れた林道になる。堰堤が連続しているところがあったからそれの作業道だったのかな。段々としっかりした道になり遊女の滝の看板。まだまだ水面は下の方なのでかなり降る。脇からの沢が滝になっているのかと思ってたら今まで沿って歩いていた沢が滝になっていた。硬い岩盤がいく手を阻んだ形かな。思ったより立派な滝でした。
遊女の滝。もっと近づけそうだったけど滑りそうで遠くから。

このあとは舗装された林道を通り小山町の集落へ。東名高速上り線と少し離れて下り線をくぐり鮎沢川ぞいの平坦地へ。
東名高速上り線。後からできたためより山側で高い橋とトンネルが多い。

東名高速下り線。右ルートは元々上り線。最初にできたこちらは山ギリギリで、トンネルを掘らなくても済むようにルートどりしている。。左通行からするとこの区間は上下線が交差している。
御殿場線に沿うように歩いて、駿河小山駅へ。ここで観光案内マップの看板を見ていて森村橋を思い出す。前回は暑くてバテバテで駅に着いたので行く元気がなかったので今回は行ってみようと思い出した。
駿河小山駅。前回はとにかく暑くて手拭いだけもらって何もする気がなくてさっさと帰ってしまった。

駿河小山駅から歩き出してすぐ西側で線路をくぐる所は、できた時の煉瓦積みなのかな?いい感じ。
いい感じ。高さも幅もないのも昔っぽい。

御殿場線沿いに歩き鮎沢沿いに歩き森村橋を目指す。次に目指す東名小山のバス停は当然高速道路にあるけど、高速はどんどん標高を上げて行っているのを見ると遠く感じる。道もまっすぐはなさそうだし。
そんなことを考えているうちに森村橋。特徴的でかっこいい。単純下路式曲弦プラットトラス橋という形式だそうで、周りから見て構造がわかるのが面白い。綺麗に復元してあって気持ちい。そしてかっこいい。思った以上に良くて行ったり来たり、説明文を読んでまた見たり。これを文化財として残した小山町は称賛に値すると勝手に思ったり。いいものを見た。イベントなんかで地元の集いの場になっているのかな?それもいい感じだった。
これはかっこいい。そして綺麗。周りの遊歩道と共に整備され歩行者専用橋となっている。

この説明看板も昔から復元までのダイジェストがわかる内容の濃いものになっていていい。森村市左衛門翁の記念品や記念碑を固辞されたため橋に献名というエピソードがとてもいい。

気になっている東名小山のバス停を目指し道を探す。森村橋から少し戻り踏切を渡ったところに急斜面の歩道があったのでそこを上り、車道を渡ったところに階段があったのでそれを上がり少し行ったらバス停にたどり着いた。ここまで小山駅から標高差50mほど、距離は1.5kmぐらい。これは駅前の交流センターの人に高速バスを使うのはおすすめしないと言われるのも納得。上りのバス停はさらにそこから標高差40mほど。どんだけ上がるんだ。
上りのバス停。今は周辺の工事のため長期閉鎖中。予定では今年度中に再会のような張り紙があった。

下りのバス停。横断歩道も階段脇も草が結構生い茂り頻繁に使われている感じではなかった。今日は本当にどこに行っても富士山が着いてきた。

その後御殿場線と同じところぐらいまで降り、沿って歩く。バス停はあるけど、時刻なんかは書いてなかった。でも回送の富士急バスは通った。再び東名高速道路をくぐる。上下線がクロスするところで、橋脚が目立つ。
上り線の橋脚が目立つ。下り線の間でかなりの量の水が出てたけど、どこからの水かな?用水の排水か?

鮎沢川が蛇行し、それに沿って御殿場線も蛇行しているあたりで、太陽が山に隠され歩いているところが日陰になった。山にはまだ日があたっていてさっき登った金時山がきれいに見えた。
金時山。あそこから降って一周して戻ってきた感じ。何やってるんだか。

まもなく足柄駅。前は真っ暗だったからしみじみ見たけど、やっぱり風景とマッチしていい感じ。正しくは駅じゃないのかもしれないけど。結構利用者がいた。
足柄駅は風景と馴染んでる気がする。

足柄駅から結構登ってあしがら温泉を目指す。こっちは富士山の裾野の台地の端になるようだ。ちょうど下校時間なのか小山高校の生徒が下ってきていて道がわかりやすかった。小山高校は学生証を出すとあしがら温泉に300円で入れるぐらい近いから。途中に上横山遺跡の説明看板が。古墳時代後期から平安時代後期の集落跡で豪族の住居や駅に近いものだったらしい。やはり、このあたりはこの時代の交通の要衝になるみたいだ。
あしがら温泉は内湯と露天風呂、サウナのシンプルな温泉だった。だけど町外でも900円で入れるし、何より富士山の眺めがいい。天気がいいとき限定だけど、銭湯絵のモチーフがダーンと見える。富士山を見てもそんなに感動しない私でもおぉ!ってなった。内湯はガラスが曇ってよく見えないけど露天風呂と、その脇のテラスからよく見える。これはいい温泉だった。時間があったので食事もしたけど、メニューは少なめでちょっと残念だった。ザンギ定食美味しかったけど、生姜焼きが食べたい気分だったんだよね。ただそれだけ。
あしがら温泉。この風景が風呂から見える。

なんとなく作ったにしては、楽しいルートでした。山は歩きやすくて気持ちよく歩けたし、町中は気になっていたものや、歴史を感じるものも見られて、満足できた。
富士箱根トレイルもつながったし、足柄周辺もつながった。楽しい登り納めでした。
天気が良かったのも嬉しかった








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