西丹沢ビジターセンターから菰釣避難小屋泊、山中湖まで。

日程

 2026年4月14日(火)-15日(水)

 

行程

1日目
8:44西丹沢ビジターセンター
11:38畦ヶ丸
14:50菰釣避難小屋

2日目
5:43菰釣避難小屋
6:13菰釣山
10:38高指山
11:01切通峠
12:41山中湖・旭日丘

感想

先日の蛭ヶ岳から西丹沢に降りた時の記録を整理しているときにさらに西の山が気になった。また、丹沢山塊と箱根の山の軌跡は小山町あたりでつながっているけど、鮎沢川の谷を渡ってつながっているのは自分的になんとなく違う感じ(分水嶺を歩いて繋ぎたい)がしたので、富士山の裾野を通っていきたいと思った。それならばまず西丹沢から山中湖方面に行こうと計画した。あわよくば山中湖まで行けるかなでもダメそうなら菰釣山避難小屋に宿泊しようと計画。道の駅どうしに降りても足が無い、山中湖は私の足ではかなり頑張ることになりそうなので2日予定で装備を揃えた。
何箇所か予定日を作ったけど、春先は天候が変わりやすくなかなか2日とも予報がいい日程が取れなかった。もう気温も上がってきたしこの2日で行こうと決めたけど、予報が結構変わりヤキモキしながら当日を迎えた。1日目はいいけど、2日目は遅くなると雨が降るかもという予報になった。

西丹沢ビジターセンターまでのバスには登山者10人ほどが乗車。大滝と箒沢公園で下車した人が少しであとは終点まで。自分も含めて3名は吊り橋をわたった。途中で降りた人は檜洞丸かな、終点の吊り橋を渡らなかった人は大室山かなとか想像しながらスタート。
今日は吊り橋を渡りスタート。天気がいい。

西丹沢らしい沢筋の道をあがる。渡河がいくつかあるけど丸太橋がかかっている。1箇所はなかったけどまあ渡れた。水量がまああるので少しコースを選んだ。そんな感じで歩いていると、橋のない渡河場所が何度か出てきて「あれ」と思い地図を見ると滝を見るコースに入っていた。見に行っても良かったけど、今回は先を急ぐのでUターン。その辺りから沢から外れて標高を上げていく。思ったより気温が上がった。汗をかきながら上がる。二日分の水が重い。お腹が空いて稜線へ出た善六のタワで昼食。狭いけど誰も来ないだろうと思って食べ始めたら勢いよく登山者が通り過ぎる。
お腹も満たして、出発。稜線に出たけどまだまだ登りが続き畦ヶ丸到着。
三角点の名前は「アゼガ丸」。古い選点。

頂上エリアは広くて避難小屋やベンチがあった。ここまできて昼食にすれば良かった。150mほど下り、100mほど登りかえして大界木山。こちら方面は誰もいない。
大界木山。天気もいいし、葉もまだ茂ってなく周りがなんとなく見える。絶景という感じではないけど。だいぶ山奥に来た感じ。

100m下り少し登り返して城ヶ尾山。結構へばってくる。もう避難小屋泊でほぼ決まり。
三角点名は「ジヨウ顔峠」。この字は当て字か?山名が当て字か?

この先からは登り下りが優しい感じになった気がする。帰ってから地質図を見ると火成岩から堆積岩(火山灰由来)になっていた。侵食されやすくてとんがってない感じになっているからかな?とはいえ登り下りが続き、さらに登りも何段かになっていて登り切ったと思ってもその先があって削られていく。予定よりは早く行けているので淡々と歩く。誰ともすれ違わずに菰釣避難小屋到着。
菰釣避難小屋。かなり綺麗。風が強くなってきたけど中に入ると隙間風もなく快適。

中も綺麗。コンロ置き台があり、机に丸く焦げ跡があるけど何を使うと焦げるのかな?ガソリンストーブを使ったことないけど熱くなったっけかな?

掃除をして、寝床などの準備。FMラジオしか持ってこなかったけど色々な局が入る。電子書籍の漫画を読んで休憩。携帯はauが小屋の中でも入る時があり、docomoは小屋の外に出ると入る時もあった。ちょっと寒くなり夕食を作る。
いつものカレーメシ。袋ラーメンにおつまみささみを入れて。お腹いっぱい。

お腹いっぱいになったら体は暖かくなる。でも日が落ちると少し寒い。シュラフなどは夏装備だったから夜が心配だった。でもマイクロダウンを着て寝たら平気だった。ハクキンカイロを使うまでではなかった。暗くなったら寝ようと思ったけど、疲れているのに深く寝れない。一人で暗く、緊張のせいかと思ったけどすぐ目が覚める。時計を見るとサチュレーションが90前後で、心拍が60を超えていた。高めのところでは寝れないのかな。1600m越えの蛭ヶ岳では警告はきたけど自分的には寝れたんだよな。これじゃ明日の行動に影響があるなと思いつつ、浅い眠りを繰り返す。何度目かに起きた時に気晴らしに外に出たら真っ白。かなり濃い霧が走っていた。明日はダメだなと諦めてまた寝る。また起きた時に外が明るい、日の出かと思って時計を見たらまだ2時過ぎ。なんでだとよく見ると霧は晴れて上空の雲が地上のあかりを反射しているようだった。南東方向の街の明かりも少し見えていた。山北とか大井方面なのかな、明るく感じた。北の方は道志の国道かな?街灯がいくつか見えていた。また少し寝て4時過ぎに起床。寝た感じはあまりないけど、早く寝たから細切れながら睡眠時間は7時間ぐらいにはなっていた。
朝食を作って食べてと思ったら椀で食べるカップヌードルの粉末スープを忘れていた。味が薄いラーメンに魚肉ソーセージを入れて食べる。あったかいものが美味しいぐらいの気温。準備をして出発。曇りで周辺の山は霧の中。
30分ぐらい歩いて菰釣山山頂。眺望がいいらしいけど、何も見えず。
菰釣山。期待はしていなかったけどここまでダメとは。

まあしょうがないよねと三角点を探しにいく。頂上から150m程度尾根を下ったところにある。行く人は多いようで踏み分け道があって迷うことはない。と思ったらこちらからも登山道があるらしい。ヤマレコだと破線ルートだけど。
名前は「世附村(一三)」

石保土山までは優しい感じのアップダウンだった。でもすでにへばった感じがある。短い時間だけど強めの雨が降る。
石保土山。三角点名は「世附村(一四)」。なんとなく遠くは見えはじめた。

この辺りから雰囲気が変わり花崗岩が崩れた真砂土のようなところが多い。岩も露出してキツめのアップダウンとなっった感じがする。少しいくと道志道が見え、車も見える。昨日の畦ヶ丸以降登山者とあっていないし、街も見えてなかったのでちょっとホッとする。携帯の電波も安定して入るようになる。
高圧線鉄塔あたりで穏やかな感じにまたなる。山伏峠との分岐をすぎて少しいくと登山道が崩落していた。鎖が付け替えてあったので慎重に通るが、危険な匂いがする場所となっていた。
崩落地点。写真右手(南東側)に鎖が付け替えてある。そちらも結構な斜面。

この後は穏やかな山道。天気が良ければ気持ちがいいんだろうなと思いながら淡々と歩く。チラと富士山が見えたりしながら富士岬平。街がしっかり見えて、この先はどうとでもなりそうなのでホッとする。
富士岬平。期待していなかったけど、下の方だけだけど富士山も見えたしまあよしとしよう。

山中湖、富士山、街がチラチラと見えながら高指山。三角点は写真を撮るのを忘れたけど「中野村(六)」この辺りの三角点は山の名前がはっきりしてなかったからなのか、村の名前が多い気がする。
高指山。富士岬平とおんなじような写真になった。この辺りも野焼きをしているのかな?鉄砲木ノ頭は野焼きをしていた。

天気も怪しく、鉄砲木ノ頭は天気がいい時に行こうと言い訳を考えこの先の切通峠で終わりにした。標高差500mの登り返しはもう無理っぽいと思ったのが一番の原因だけど。三国山経由して須走まで行けば箱根の山がだいぶ近くなると思ってたけど、それはまた今度ということで。
切通峠。切り通しっぽくなってるけど、これが名前の由来かな?

降りてきたけども時間がまだまだあるのがもったいなく、以前泊まった山中湖村立キャンプ場まで歩いて軌跡を繋いだ。山を降りて国道に出るまでの間は合宿などをやる宿が多いようでプライベートグラウンドなどが多かった。国道に出ても山中湖の東側は湖より内陸を通っているので湖は見えない。ちょっと歩いていくと道も広く歩道もあり、湖を見ながら歩く快適な道になる。3kmほど歩いてキャンプ場入り口。ここで終わりにした。
バスが20分後ぐらいだったので、旭日丘まで戻ってバスに乗ることにした。アウトレットまで行く路線バスなので、待っているお客さんも観光客っぽい人が多かった。バスに乗るとほぼ座席が埋まるぐらいの乗車率で、みなさんスーツケースを持っている感じ。旭日丘から乗ったお客さんは後部のステップを上がったところの座席に座った人もいて、スーツケースは車椅子スペース(座席をあげて荷物置きにしてある。御殿場周辺のバスではよく見かける)に荷物を置いていた。と、運転手さんはわざわざ運転席から降りてきてスーツケースを動かない方向にしていいかとお客さんに聞いて直していた。この先カーブ続くもんね。もっとお客さんが多い時期になったら大変だ。
籠坂峠に差し掛かって旧道(昔の鎌倉道)の上部分はどんな感じかと見たけど排水路といった感じかな。軌跡があったから気になってたけど、面白そうな道ではなかったから後回し。
天気が崩れないようにとちょっと焦って歩いたけど、まだ持ちそう。時間はまだあるから須走から御殿場まで歩いちゃう事にした。という事で須走浅間神社で下車。
13:46須走浅間神社
16:08御殿場駅

浅間神社には前回参拝しているので、御殿場に向けて須走の集落内を歩き始める。ブラタモリでやっていた宝永噴火で須走の集落が火山灰で埋もれた痕跡がマックスバリュあたりで発掘されたとやっていたので見に行ったけど、当然の如く何もなかった。帰ってきてからここは2021年ぐらいまでは旅館があったようなのでその後に更地になった時に発掘をしたのではないかとあたりをつけて記事を調べてみたけどなかった。
浅間神社寄りにある広い道も見に行ったけど何も表示がなかった。ここは2018年以降にできたようなので調たら2019年に試掘して遺構が見つかったと記事があった。埋め戻して道路になっているという事で何もないのかな。説明文ぐらいあったら昔を想像して楽しめるんだけどな。
2025年に比較的大規模な調査を行なっているようなので、今後取りまとめてもらってどこかで読むことができたら嬉しいな。
そこから須走道路の方に曲がり、御殿場に向かって歩き始めてしまった。伊奈神社に行くつもりだったのをすっかり忘れて、帰宅してから記録を整理していて思い出した。私が埼玉県伊奈町に縁があるので、伊奈氏の名前が出てくると気になっている。治水工事、新田開発、河川改修に関わり才能を発揮していたそうなので、水路や街歩きをすると名前が出てきたりして、勝手に親しみを覚えてい。前回須走に行った時にその辺りを帰ってきてから調べて、今度行ったら行こうと思っていたけどすっかり忘れていた。次の機会があれば行こう。
須走周辺は歩道が切れたり横断歩道がなかったり歩きにくいところもあったけど車は少ないので歩きやすかった。須走道路に沿っていく道は歩道がずっとあり、歩きやすかった。蒸留場があったり、須走道路の入り口があったり、新東名をくぐったり御殿場周辺の雰囲気を味わえて面白かった。下っていくのでそれほど疲れなかったし。
御殿場駅周辺は歩道が細くなるところもあり歩きにくいところも出てきたけど危険な場所はなかった。
分水嶺で行ったらもう少し西側になるんだろうけど、谷に降りることなく箱根の山に繋げている感じになったので私的には満足。酒匂川水系側になるんだろうけど、細い流れがすぐ水量の多い流れになり、富士の湧水の多さを感じた。小さな側溝も結構な量が流れていたし。御殿場市内は特に彼方からもこちらからも水が流れる音がしていたので、本当に水が豊富だと感じた。
曇りで夕方から雨予報だったけど、駅まで天気が持ったのも良かった。
結構面白い街歩きだった。

天気が微妙だったけど本当に静かな山歩きができた。山深い雰囲気は味わえたけど、面白味はあまりなかったかな。天気が良くないことが一番大きいと思うけど。荷物が重いとへばることが早いのはよくわかった。夏はテントも背負って行きたいのでちょっと覚悟を決めよう。

これでなんとなく丹沢-須走-御殿場-箱根外輪山とつながった。実際は須走から立山とかつながってないのでまだまだなんだけど。
西丹沢も用木沢?白石沢?中川川?で分断されているので、犬越路から大室山や畦ヶ丸から白石峠なんかもつながってないんだけど。
さらに言えば須走から御殿場も酒匂川と狩野川の境は御殿場口へ行く県道23号あたりっぽいので、須走口から御殿場口までトラバースして降ってこなければいけない気がするけど、そこまでは多分やらない。とかいいつつ幻の滝を見て降ってくるかもしれない。

とにかく楽しい長距離でした。





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